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先輩社員の声

金融機関から、畑違いの製造業への転職でした。将来、人口減少が続く社会的な状況を考えた場合、これからの時代にふさわしいモノづくりの世界に魅力を感じて飛び込んでいきました。当初は確かに、現実とのギャップもありました。これまで自分が歩んできた道とは、全く異なる世界。金融業では信用力や数字のやりとりで、どちらかと言えば目に見えづらい製品を取り扱っていたのですが、今は都市を支える大規模構造物が相手です。お客様からのオーダーによって鉄骨が製造されていき、それがやがて建物の構造材として組み合わされて大きなビルになっていく。地図の上に現されるような存在のある構造物を創っていく仕事、そこに大きな手応えを感じます。
大規模な構造物、たとえば高層ビルでしたら、数千人もの人が活動している場を安全、かつ快適であるように、骨格の部分からサポートしていくことになります。さらには地震や災害の際には、建物全体を支えて人々の命を守っていくという大きな使命も負っているのです。ダイナミックな手応えを、ソエジマの仕事に感じていますね。私は現在、和歌山工場の品質管理部門に携わっています。最終的にソエジマから出荷されていく製品がお客様からのオーダーに適合しているか、そしてソエジマの社内的な規準に合致し、ソエジマの製品として出荷する製品としてふさわしいかという最終的なチェックを行っている部署です。前職ではスーツを着て仕事をしていましたが、天候の悪い日に外回りとなると汚れや傷みが気になったりしていました。けれどもソエジマでは作業服、何も気にすることなく思う存分動き回れますね。ソエジマの和歌山工場は、年代的には私よりも上の方が多いのですが、仕事がやり難いと感じたことはありません。みんな同じユニフォームですし、横のつながり、連帯感がとても太い組織。そして、風通しの良い会社だと思います。
和歌山工場においても、BIM/CIMと全自動梁組立ロボットを導入して、製造プロセスの最適化をはかっていきたいと考えています。製造部門における加工、組立、溶接などの各工程を全体的に把握し、製品の品質と生産性の向上を目指していきたいと考えています。もちろんこういった最先端の技術でIT化、省力化をはかりながら、人の技でしか出来ないこと、熟練の技術の継承も視野に入れています。和歌山工場は、年齢的に20代、30代の若手が少ない環境にあります。社として将来的なことを考えた場合、若手を増やしていく取組をしていかなければなりません。若い人が入社したいと思える会社であり、さらに離職することなく長く続けていける会社を目指していきたいですね。
高校を卒業してソエジマに入社しました。父が住設の仕事をしていたこともあり、幼い頃から父と一緒に建築現場に出かけていました。何もないところから家が建てられていく過程は、子供心にも強い印象として残っています。入社当初は事務、NCの入力の仕事に携わっていましたが、仕事にたいする理解が深まるにつれて、モノづくりをやってみたいと感じるようになり、二次元のCADから三次元のCADに切り替わるタイミングで、図面の仕事がしたいという希望を出し、適えてもらいました。
BIMでは、建物の全体像を立体的に3Dでモデル化していきます。
ソエジマではTekla Structuresを使用して鉄骨部材の3Dモデルを作成し、建築プロジェクトの設計段階での運用を可能にしています。
まだこの部署に変わって3年目なので、図面の深いところまで理解が及ばないため毎日が勉強です。図面を見ているうちに、これはどうやって造るのだろう、この部品は何のためについているのだろう、と次々に興味がわいてきます。朝の巡回時間には工場で、図面からどのような製品ができあがっているのか、を確認していきます。出来上がった鉄骨部材を見ると、工場の人と一緒に力を合わせてこんなに大きなものを造っているのだ、という一体感を感じることが出来ますね。また都内に出かけた際には駅や空港の巨大な公共構造物が、自分の手がけた仕事だったりすることもあって、大きな達成感を感じることもしばしばです。ソエジマという会社は、とても風通しの良い会社です。
現在私は二人のトレーニングも担当していますが、人をトレーニングするということは自分にとっても成長の大きな機会になると感じています。いろいろなチャンスに恵まれている、ソエジマはそんな会社であると誇りを持って言えます。
月に一度、勉強会があります。建築物のことや構造材の材質や規格、決まりごとなどについて学ぶ機会を持っています。自分が会社を通じて関わっているものにたいして、知識を深めていきたいと考える人にはありがたい環境。ソエジマは、そういったチャンスを与えてくれる会社だと思います。私はまだまだ取り組み始めたばかりなのですが、BIMはこれから建設業界全体の生産性向上のために不可欠な存在となるでしょう。もっと勉強し、宇都宮工場でのBIMの発展に貢献していきたいと願っています。まだ私には子供がいませんが、子供が出来たら「これはお母さんが設計に携わった建築物だよ」と話してあげたいですね。
銀行出身です。金融機関では規制が多くあり、徐々に緩和されていくようになったとはいっても、企業として利益の上げ方には限界があります。低金利時代でもあり、これからますます厳しくなっていくだろう、と肌で感じていました。もともと父が建設業界で勤めていたので、建設業界には全く抵抗感はありませんでした。モノづくりができる会社で、新しいことにチャレンジしたいという気持ちが強くなりソエジマに入社しました。
紙の上の出来事ではなく、鉄骨という巨大なモノ。すごく重みを感じる仕事ですね・・・鉄だから重いというわけではありませんが(笑)。それと、子供たちに対しても未来に残る都市の建築物を造ったのだ、と誇りを持っていえる仕事です。現在は資材の発注など、購買に関わる仕事をしています。私は前職である銀行時代の営業職のスキルを活かし社内の人にも、「お客様」に接するような気持ちで業務にあたっています。「お客様」の現状、日々変動する仕事の進み具合などをしっかりと把握し、どうすれば下流へうまく仕事が流れていくか、を常に考えています。そのために、普段からのコミュニケーションをとても大切にしています。ちょうど営業職が、客先の課題点を探り出そうとする活動と同じです。工場の製造現場にタイムリーに資材を納入していくためには、日常的に工場の進捗状況を把握していくことが大切です。資材の発注から出荷までがスムーズに、効率的に流れるように毎日取り組んでいます。
工場の状況は現場の人の話を聞くだけではなく、実際に自分の目で確認する事を第一にしています。納期が重なって、資材を入れることが出来なくなるような事があれば大変です。鉄骨資材は大きなものですし、ストックのスペースは非常に大きな場所を必要とします。工場のスペースには限りがあり、他の場所にストックすることも容易ではありません。それに工場での作業が進んでいるのにも関わらず、次の資材が入ってこないということになれば、時間的にもコスト的にも大きなロスに繋がってしまいます。将来的に工場ではこれからもロボットの導入により省力化が計られていきます。建築鉄骨のデジタル化は業界全体においても、設計、建設、運用管理の場面でもっと進化していくことでしょう。ソエジマは建築にかかるすべての工程の効率化やさまざまな情報の共有を計り、どこよりも早く更なるデジタル化を追求していかなければならないと考えています。
転職でソエジマに入社している人は、私も含めて全く違う業種からの人が少なくありません。それだけ多様な視点を持つ人材が、集まっているといえるのではないでしょうか。私の場合、前職は外資系の製薬会社でした。転職活動をしている時にソエジマの工場で全自動梁組立ロボットを見学し、いち早く先進の設備を取り入れるソエジマの企業姿勢に魅力を感じました。
前職では、薬の品質保証の部門に在籍していました。ソエジマでは品質管理部門を担当しており、似たようなイメージに思われるかもしれませんが、実際には大きく異なっています。薬品の製造プロセスは1から10まで規格書に沿っているかどうかを確認し、すべて同じ品質で出来上がらなければならないという世界です。けれどもソエジマの場合は取引先からのオーダーがあり、一般的な建築物に求められる品質の上にさらに取引先のポリシーというか、企業理念というか、そういった考え方が反映されていかなければなりません。ただ薬品の場合も、建築構造物も、多くの人の命を守っていくという使命に変わりはありません。また全く白紙の状態から創造していくというものではなく、上流からからの設計図に則ってシステマチックに進めていかなければならないのです。ただ上流からの図面には人的なミスもあり、そういったモノをしっかりと検知していくのが検査課の役割のひとつ。製造部門が図面にもとづいて精確に組み上げた製品を、検査課が図面通りであるかをチェックします。さらにこの体制がしっかりと機能しているか、どうかについて、俯瞰的にチェックする機能も、検査課の大切な役目なのです。
BIM/CIMはソエジマでの新しい取組であり、企業としてのソエジマの未来へファーストステップでもあります。現場での工程を効率化、最適化をはかるために大きな役割を担っているとともに、建設業界全体においてもその活用が大きな潮流となっています。3次元CADよるモデリングで加工、組立、溶接などの工程をシミュレーションし、それによって製品の品質と生産性をさらに向上させることができるでしょう。その体制に対応するためには、品質管理体制の構築がさらに重要な要件となってきます。私は入社してまだ1年ですが、これからは人材の育成にも携わっていかなければならないと考えています。ソエジマには、新卒採用、中途採用に関わらず、新人にたいしては先輩社員が常に2人一組で業務を行っていくという企業文化があります。新しい会社に入社したてで右も左もわからない、というような状態にならないよう、サポート体制が整っています。新人はひとりで動かさない、まずソエジマという会社のカラーを知って欲しい、という姿勢の現れなのですね。また、現在私はベトナムからのエンジニアに技術者の資格を取得してもらうために、一緒に勉強会を実施しています。海外から入社した彼らエンジニアにも、日本特有の資格取得が求められるという現状があります。日本語というハンディキャップを超えてより高い次元での仕事の成果を挙げていくために、さらに社内的にも外国人だからという扱いではなく平等に評価をしていくために、そのトレーニングのリーダーシップを担っていきたいと考えています。異文化を持った人との意見交換などからは、多くの刺激を感じることがありますから。
私たちは二人とも前職が金融機関ということで、同じようなキャリアを経てきました。銀行の業務は部署によっても異なりますが、顧客との信頼関係を構築することがとても大切なポイントでした。
 
確かにその通りですね。お客様に信頼していただくということは、金融機関に勤める者にとって一番大切なこと。金融取引の処理という日常的な業務はもちろんですが、口座開設や解約手続き、トラブルの解決、金融商品に関する情報提供など、幅広い顧客対応業務がありましたから。
 
私の場合もお客様の預金や引き出しの対応、口座残高の確認、小切手や送金手続きの処理など細かな対応をしていかなければならないことが多かったですね。急にお客様から電話があり、大雨の日にスーツが濡れて、靴もグッショリとなりながら客先に出かけることもありました。
 
お客様から連絡があれば、訪問せずにはいられませんからね。一人ひとりのお客様にたいしてもしっかりと対応し、信頼を得ていくという仕事でしたし、それなりにやり甲斐もありました。
 
けれども業界全体で将来のことを考えると、他業種からの銀行業への参入、それも店舗を持たない形での営業であったりするので、コスト的にも非常に厳しい環境になるだろうと予想されました。
本当に変わってしまいました。インターネットバンキングが主流になり、銀行業務が一変しましたよね。自分のキャリアアップを考えた場合、このままでは成長できないのではないかと不安になったりしていました。
 
まったく同感です。私もこのまま続けていていいのだろうか、何かもっと自分の可能性を活かせるところがないだろうか、と考えるようになっていましたね。
 
結果としてまったく異なる業種、しかも建築鉄骨の製造業という前職とは大きくかけ離れた会社に転職しました。
 
私もまさかソエジマに入社し、鉄骨を造る仕事に就くとは思ってもいませんでした。とはいえ前職での経験を活かしつつ、これからはソエジマにしか出来ないことを創り上げていきたいと考えています。現在は品質管理の部署ですが、ソエジマだから大丈夫だとお客様に信頼していただけるモノづくりをサポートしていきたいです。
 
金融機関で取得したスキルは、確かにいろいろな場面で活かしていくことが出来ますね。ベーシックな部分での組織の安定化をはかりながら、まったく新しいことに取り組み、ソエジマスピリットを業界全体に拡大していきたいですね。
金融機関では、組織としての運営が大切です。個人プレーより、支店全体での結果が求められることが多かったように思います。
 
お客様のお金を預かるというセンシティブな仕事だから、仕方ないのかもしれませんが。組織自体が、何となくですが、「出る杭は打たれる」という雰囲気に包まれていたことは否定できませんでしたね。
もちろんソエジマも組織としての運営を優先しなければならないのは当然ですが、金融機関とは違って社員の個性というか、考えや思いをかなえてくれるという期待感が持てるのではないかと・・・。
 
勉強会をやっていますけれど、あれは別に会社がやりなさいと勧めたり、強制したりしているわけじゃない。自分たちであの資格があれば、仕事の内容を資格取得という視点から眺めていけば、もっと最適化が出来るんじゃないかというところから始まっていますよね。
 
そうですね。BIM/CIMによるロボット化の導入で、業界全体が大きな変革の時期に来ていると思います。金融機関でのインターネットバンキングとは異なる次元での、デジタルトランスフォーメーションですね。
 
建設業界全体でのプロセス、そして技術の変革が始まっているのでしょうね。ソエジマとしても、リーダーシップを取れるような人材づくり、社内組織の変革と管理、そして社員全体のスキルの向上がとても重要な要素となってくるでしょう。

勉強会

勉強会は自主的に開催されています。
だからこそ、その成果が仕事に活かされていくのです。
業務を終えた後17時30分から約一時間、自主的に集まって勉強会を開いています。リーダーが中心となり、ZOOMを使って宇都宮工場・和歌山工場・東京オフィスと3拠点を繋いで資格取得を目指しています。
会社から「やりなさい」といわれているわけではありませんが、ソエジマの社員ならば当然の知識として必要だと感じているからです。
和歌山工場のベトナム人エンジニアは言葉のハードルもかなり高いのですが、テキストを読みこなし、内容をしっかりと理解して資格取得を目指しています。海外の技術者といえども、ソエジマで同じ仕事をする仲間です。
ともに成長する機会を、社員全員で自主的に創っています。
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